N.O.M 2004年3月号 信頼と充実のボリューム! 『ゼルダの伝説 4つの剣+』『カスタムロボ バトルレボリューション』大特集
3月号のN.O.Mは、GC『カスタムロボ バトルレボリューション』とGC『ゼルダの伝説 4つの剣+』の特集。今回もプレイレポートと開発者インタビューという、いつものパターンです。前も書いたことなんですが、各ゲームソフトの公式サイトを開設しているわけですから、プレイレポートと開発者インタビューは公式サイト上に掲載すればいいんじゃないかと思うんですけどもね。どうなんでしょうか。せっかくオンラインマガジンと銘打っているわけですから、ゲーム以外のコトも扱っていってほしいですよね。……例えば、「俺達は社員食堂でこんなもん食ってるぜ!」とかね(笑)。
さて、今月もプレイレポートが参考にならないのは相変わらずなんですが、開発者インタビューはおもしろかったので、少しなかり引用しつつ、つっこんだり感心してみたりとか。GC『カスタムロボ バトルレボリューション』から、ノイズの見城こうじさんと任天堂の小金沢力さんのインタビュー。
『カスタムロボ バトルレボリューション』 開発スタッフインタビュー
小金澤 大人でもこのゲームを好きな人が結構いるんです。でも、「子供向けっぽく見えるゲームをおおっぴらにやるのは恥ずかしい」と言う人もいたりして。それを見返したかったというのもあります(笑)。
任天堂の方は、意外とこういうことをよく言うんですよね。大人にも遊べるように意識した、というようなことをね。しかし、デザインが大人向けになったからといって、大多数の大人は遊ぶかというとそうでもないいうところが、今の任天堂のつらいところではないかと思います。やはり見た目・デザインの問題じゃなく、大人が遊べるような環境・仕組み作りが大切になってくるかと。それが難しいんでしょうけどね。
見城 イメージを一新したかったので、前作までとは違う会社にサウンドをお願いしたり、新たにムービーを作成したりもしました。カスタムロボを知らない海外の人には、ムービーがあった方がインパクトがあるだろうということで作ったんです。
ははあ、サウンドは前作まで担当していた
スーパースィープじゃないんですか。細江慎治さんと見城こうじさんは元ナムコ繋がりだったんですけどね。サウンドはいったいどこが担当してるんでしょうか。
見城 いくつもの会社と組むというのは、僕にとって大きなプロジェクトだったんです。だからこそこれまでのように、うちだけで作っていたらできなかったようないい作品になったと自負しています。4人対戦が入ったり、ビジュアルに凝ったりで、コンピュータ処理の高速化が大変だったようですが、その甲斐あってボリューム的にも質的にも向上したと思います。
今作の開発はノイズの他に、
スタジオフェイク(元セガの岡安啓司さんの会社)が携わっています。聞くところによるとスタジオフェイクが企画・デザイン・プログラムまでを担当したとか。できれば、岡安さんにもインタビューに登場して欲しかったですよね。さりげなく元セガと元ナムコのコラボレーションだったのにもったいない。
『ゼルダの伝説 4つの剣+』 開発スタッフインタビュー
鈴木 僕は以前からコネクティビティ開発に携わっていて、今回はその集大成とでも言うべきものにしたかったんです。これまでのコネクティビティって、単純にGBAをコントローラーとして扱っているだけだったり、いわゆるオマケ的要素だった部分が否めないんですよね。でも、GBAと連動しているからこそできる表現や、それを最大に活かした遊び、システム的には受信時のストレス解消という部分をどうしても入れたかったんです。
ここからは、GC『ゼルダの伝説 4つの剣+』のインタビュー。答えておられるのは任天堂情報開発本部の青沼英二さんと鈴木利明さん、開発第二部の土山芳紀さんです。
それにしても、一瞬耳を(目を)疑いました。これまで任天堂が推進してきたはずのコネクティビティを、「単純にGBAをコントローラとして扱っているだけ」「オマケ的要素だった」なんて、任天堂の方が言っちゃっていいのかなーみたいな。そもそも、そうしたことをやってきたのは他ならぬ任天堂なんですからね。例えば、GC
『NINTENDOパズルコレクション』とか、ありましたよね。しかし、今回の『ゼルダの伝説 4つの剣+』はそんな単純な連動ではないということで。今度こそ、コネクティビティの真の楽しさを体験したいですね。
N.O.M 土山さんが担当したナビトラッカーズはどうでしょう。
青沼 これの大元は、8年前にサテラビューという衛星通信を使った『マーヴェラス』というゲームです。ラジオを聴きながらスタンプ集めをしよう、というような。それをコネクティビティに置き換えて、音声ガイドのキャラクターをテトラにして、海賊たちを出して、という風にしたんですよ。実は僕ら3人は、かつて衛星放送事業に従事していたという共通点があります。ここへ来て思いがけず再会、みたいな感じです(笑)。
あの不朽(不遇?)の名作SFC
『マーヴェラス』が元ネタなんですね。サテラビュー、衛星放送事業と聞くと、私は開発第二部ファンとして少しばかり悲しくなるんですが、そのとき開発第二部にいた面々がこうしてゼルダシリーズの最新作を作っているというのは嬉しいじゃないですか。あと、開発二部が家庭用ゲームの開発に戻ってきたことも嬉しいですね。最近はGBやGBA向けのゲーム開発が多かったですから。
土山 先日までは、集めるものがスタンプだったんですが。ゼルダというテイストを考えた時に、「海賊からもらうもの」ということで海賊のメダルに変更されました。
青沼 宮本が「そこを変えると、ゲームのイメージがガラッと変わる」と断言したんです。些細なことのように思うかもしれませんが、実際に変更したら、この世界観と違和感なくピッタリ一致しました。仕様をひとつ変えるということは、音声録音から始まって、とにかく全部が変わるので大変なんです。でも、これは変えた方がいいということで…。
今作でも宮本さんの必殺「ちゃぶ台返し」が炸裂したそうで。しかし、音声が入るのは普通かなり完成に近づいている頃なので、その音声まで取り直したということは、「ちゃぶ台返し」が最近だったんでしょうね。デザインからプログラムが音声の手配まで…。これはしんどかっただろうなーと能天気に言ってみる。
ついでのもうひとつ音声の話。テトラたちナビゲーターがプレイヤーの名前を呼んでくれるのはいいが、たったの二文字しか呼んでくれないのはどうか。
鈴木 『4つの剣+』は『4つの剣』のちょっとオマケバージョンというわけではなく、「+(プラス)」どころか「+++(スリープラス)」くらいの強力なソフトです(笑)。とくにハイラルアドベンチャーは内容的にもボリューム的にも『神々のトライフォース』以来の本格的2Dゼルダです。ぜひ独立したゼルダシリーズの1本として遊んでください。
「ハイラルアドベンチャー」は、『神々のトライフォース』のスタッフも集結して作った本格的2Dゼルダとのこと。ここまで言われたら、ほとんどのゼルダファンはなにがなんでも買いますよね。「ゼルダコレクションだけが欲しい」なんていう人はもういないでしょう。そんなわけですから、私は今、こう宣言します。「特典とか関係なしに、GC『ゼルダの伝説 4つの剣+』は買いだ」と。
では、恒例の来月(4月号)のN.O.Mの特集予想。最近気づいたんだけどコレ、ただの私の願望だね……。
◎ 星のカービィ 鏡の大迷宮特集(ポスト桜井はいるのかどうか)
○ ジョイスポット特集(力を入れてやっていってほしいサービスなので)
▲ ピクミン2特集(ストロベリーフラワーのインタビューも希望)
△ マリオゴルフGBAツアー特集(また高橋兄弟なんでしょう)
× シレン・モンスターズ ネットサル特集(いいゲームなんだから紹介しろ!)
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