E3開幕に先駆けて行われた任天堂のメディアブリーフィングにおいて、任天堂の新しい据置型ゲーム機「レボリューション(=コードネーム)」の概要が発表され、プロトタイプのデザインも公開されました。任天堂ホームページにE3特設サイトが設置されており、レボリューションの情報も掲載されています。
公開されたプロトタイプの外観は、DVDパッケージを3枚重ねた程度のサイズで非常にコンパクト。縦置きも横置きも可能で、縦置きの際には専用のスタンドを使うこともできます。本体の前面には、12cm光ディスクとゲームキューブの8cmディスクを飲み込むセルフローディング方式のスロットと電源などのボタンが3つあり、本体の上部にはゲームキューブのコントローラポート×4とメモリーカードスロット×2あるのが確認できます。カラーバリエーションも色は未定ながら用意されるそうです。
気になるスペックの詳細は明らかにされませんでしたが、CPUやGPUなどのハードウェアの基本性能が向上することはもちろん、512MBのフラッシュメモリ内蔵、SDカードスロット搭載、USB2.0ポートを2つ装備、12cm光ディスクの採用、DVD再生機能(オプション対応)といった情報が公開されました。コントローラの詳細については、ワイヤレスとなること以外は全く公開されませんでした。
レボリューション開発のテーマは「All-Access Gaming」。既にゲームキューブとの互換性があることは公表されていました。しかし今回さらに、ダウンロード配信により任天堂が過去20年の間に家庭用ゲームで発売したソフト資産、すなわちファミコン、スーパーファミコン、そしてNINTENDO64のゲームをレボリューションで楽しむことができることを発表しました。さらに任天堂が新たに展開するワイヤレスゲームサービス「ニンテンドー Wi-Fi コネクション」により、手軽で快適にネットワークゲームを楽しむことができるそうです。
そして、最大の関心事であるソフトは、『大乱闘スマッシュブラザーズ』最新作が同時発売される予定であること、任天堂の人気シリーズも発売予定であること、宮本茂さんが新作を開発していること、スクエニが『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』を開発中であることなどが明らかにされましたが、映像は『メトロイドプライム3(?)』のイメージ映像が公開されるのみで、より具体的な情報の公開はありませんでした。
ね? いやー、そりゃあこんなもんでしょう。今後一年以内に発売される商品ではありませんから。非常に思わせぶりな発表もあって、過剰に期待をしすぎて肩透かしを食った方もいるようでして。まあ、今回のレボリューションの発表は、「ゲームキューブで言えば2000年8月の発表会と同じ位置づけ」だと書きましたが、発表を見る限りではその段階には全然至っていない感じがしましたね。要するに今回の発表で任天堂が言いたかったことは、「レボリューションはまた来年のE3まで待て」と(笑)。
でも、私が思いもしなかった発表がいくつかありましたね。ファミコン、スーパーファミコン、NINTENDO64の任天堂ゲームをダウンロード配信。同様のサービスはPCなどでもあると思いますが、よりによって任天堂がいちばんやりそうにないことをやってきたなという感じがしますね。ローソンのロッピーでやっていたゲームの書き換えサービスを家庭できるようになるというイメージでしょうか。ファミコンミニの成功がこのようなサービスを始める要因になったのかもしれません。ただ、ファミコンミニはクラシックゲームとしての価値だけでなく、パッケージや携帯性などを含めて商品の価値を高めていたと思うので、据置機へのダウンロード配信という形ではその魅力が半減してしまうのではないかなと。あと、単純に昔のゲームは不親切すぎて遊べない、操作がシビアで難しい、といった問題もあります。私よりも上の年代の方はクラシックゲームの価値がわかるかもしれませんが、今のティーンや子供たちが遊んでくれるとはなかなか思えないですよね。そういう配慮も含めて、なにか他に付加価値があるといいんですけどね。
そして注目がコントローラでした。詳細が公開されなかったのは想定の範囲内でしたが、GCのコントローラポート×4が装備されたのは想定の範囲外。E3開幕前に書いた予想記事で、レボリューションでGCのコントローラが使えないのであれば、レボリューションのコントローラはGCのコントローラと同じボタン構成を持つ可能性を指摘しました。しかし、GCのコントローラポートを備えている=GCのコントローラが使えるということになると、レボリューションのコントローラはGCには全く縛られないことになります。こうなると、どういったコントローラになるか全く予想もつきません。本当にレボリューションになるのかもしれません(←信じてなかった人・笑)。それでも大仰なものにはならないとは思うんですが、これからいろいろと妄想するのが楽しみになってきましたね。ちなみに、GC・N64・SFC・FCのゲームは、GCのコントローラで操作することになるのでしょう。N64はボタン構成が特殊ですが、『ゼルダコレクション』に収録された『時のオカリナ/ムジュラの仮面』のような変更がなされるのだと思います。しかし、あのコンパクトな本体の上部にGCのコントローラを4つ繋げたらかなり不恰好な気が。
本体のデザインは、コンパクトなのがなにより嬉しいですね。普通に考えて、デカイよりは小さいほうがいいですから。ただデザインが無個性でクセがなさすぎるので、何かしらのアクセントが欲しいですね。まだプロトタイプで来年発売される商品ですから、これから全くデザインが変わってくるとは思いますけども。それから、正式名称がどうなるかですね。まだ「レボリューション」はコードネーム。ただ、任天堂が正式名称を「ニンテンドーレボリューション」にしようとでも言うのなら考えて直してもらいたいです。えーっと、まあ、その、なんだ、はっきり言ったほうがいいかな...かっこわるい(笑)。別にかっこよくなくてもいいですけど、かわいげのある名前にしてほしいですね。
発売日は来年のE3でプレイアブル出展という流れでしょうから、もう来年の後半になることは確定的ですね。秋以降にはなるんじゃないでしょうか。価格はわかりませんが、おそらくリーズナブルなお値段になるのではないかとと思います。
レボリューションの発売が来年後半となると、互換性を持つゲームキューブのラインナップが重要になってくるんですが...うーん。「ゼルダの伝説 Twilight Princess」は昨年から発表されていたタイトルですし、ちょっと驚くところがないですよね。まあ、サカゲー好きとしては見逃せない「スーパーマリオストライカー」と、ムービーがおもしろそうに見えた「大玉」にはかなり惹かれましたけど。
最近のコメント